1987年2月、オペラ「椿姫」のヴィオレッタ役でデビューして30年の今年、
故郷である丹波市(8/20)、そして東京の白寿ホール(9/30)にて、リサイタルを行いました。
ゲストにバリトンの井上敏典さん、オーボエの山本直人さんをお迎えし、
ピアノはお馴染み田中明子さんの大きな支えをいただいて、
無事終了いたしました。
今回のテーマは「祈り・謡」(いのり・うたい)。
音楽の根源でもある、誰か(何か)のために祈ることとして、
宗教曲から始め、後半は、思いが成就したときの喜びをオペレッタ、オペラの曲に乗せて
アンサンブルで演奏いたしました。
未だに試行錯誤の連続の日々ですが、この節目を新たな一歩として、
これからも、美しく楽しい音楽の世界を進んでまいりたいと思います。
30周年リサイタル in 丹波&東京
酉年2017 明けまして・・第2弾
昨年は
3月ウィーンでの「第九」、8月ザルツブルクでの「モーツァルト・レクイエム」、
二つの合唱団の指導に関わることができ、現地同行もいたしました。
毎年元旦にウィーンフィルがニューイヤーコンサートを演奏する「楽友協会ホール」!
モーツァルトが洗礼を受けた「ザルツブルク大聖堂」!
空間の壮麗さと歴史の重さに圧倒されながら、感動の時間をいただきました。
今年もそれぞれ行います。
ウィーン「第九」は3月12日、ザルツブルク「レクイエム」は7月27日。
すでに「第九」は昨年10月から練習に入っており、「レクイエム」は4月1日から始まります!
「レクイエム」のほうは、まだまだこれから間に合いますよ。
歌唱指導、ヴォイストレーニングなどを通じて、合唱を愛する方々と共に、歌う喜びを常に味わえれば
幸いです。より美しく歌い、より深く音楽を感じられますよう、自分自身も精進してまいります。
ウィーン・シュテファン寺院側のお馬さんと
酉年2017 明けましておめでとうございます
またまたご無沙汰したままの一年経過となりました・・・
昨年も、申のごとく走り回っての一年となってしまいました。
今年は、酉のごとく羽ばたきつつ、しかし落ち着いて過ごしていきたい
ものです。
今年はオペラデビュー30周年の年!!
8月20日(日)丹波の森公苑ホール
9月30日(土)東京・富ヶ谷 白寿ホール
両日14時開演
それぞれバリトン:井上敏典さん、ピアノ:田中明子さん他と共に
「祈り・謡」をテーマに演奏いたします。
さて、昨年のご報告。
6月4日、丹波の森公苑ホールにて
私が丹波で主宰する女声合唱団「コーロ・ディ・マッジョ」の
ファースト・リサイタルを行いました。
当時在籍23名の力を結集し、650席のホールに満場のお客様を
お迎えしてのリサイタルとなりました。
ゲストの、武蔵野音大同級生フルーティスト向田寧子さんに
華を添えていただき、全17曲暗譜での演奏です。
発足2年の私たちを、お客様の温かな応援の拍手と眼差しが後押しして下さり、
とても心地よいコンサートとなったように思います。
コンサート後、新団員も増え、現在在籍30名。
一年後の2018.1.27.のセカンド・リサイタルに向かって頑張っています!
そしてもう一つ。
2015.10.10.東京の渋谷区で立ち上げた女声合唱団
Coro Palpitante(コーロ・パルピタンテ)の
ファースト・コンサートを、発足1年目の2016.10.29.
渋谷区初台のオペラシティー・リサイタル・ホールにて行いました。
この模様は、また後日、、、
一年後のご報告にならないようにいたします。。。
新年おめでとうございます
プレミアムコンサート
ルクセンブルク伯爵 公演
さつきのオトボケ(音ぼけ(-。-;)日記③
2013.11.ナポリ
「パスポート携帯は慎重に」
先日の音ボケ日記に、海外旅行中の移動ではパスポートの携帯を、と
書いた。慎重な皆さまには釈迦に説法だけれど、慎重にしてし過ぎることは
ない。実は昨年秋のイタリア滞在中に、置き引き被害に遭ったのだ。。。
留学中の2年間には一度もそのような経験もなく、またその後の旅行での
滞在中でも外出時には慎重に行動していたため、全く危険を感じたことは
なかったのに、ああ!なんという情けなさ。。。
今回は、私の一瞬の甘さにつけこまれてしまったのだ。。。
フィレンツェ街中のCOIN(コイン)というデパート内。
化粧品売り場で備え付けの椅子に座り、背もたれにバッグ、その上にコートを
かけ(旅行通の方は、この時点で想像できるはず)、一瞬席を立ったその間に
取られてしまった。(おそらくその間10秒ほど(*_*)プロだ・・・)
すぐさまデパートのガードマン、総支配人に伝え、警察を
呼び、監視カメラの映像をチェック。犯人の女性2人組を特定できたが、
もちろん取られたものが戻ってくるはずもない。
バッグの中には、ユーロの現金少々、携帯電話、そしてパスポートを入れていたため、
翌日はパスポート申請のためにローマの大使館へ。
地元在住の日本人の方々に聞くと、最近はそのような被害が多く、中にはバッグごと
引きずられてケガをする場合もあるとか。今回はケガもなく、被害も少なくて
不幸中の幸いだと言ってもらった。
海外旅行中の移動では、「持ち物を身体から離さず」が鉄則。
これさえ守れば、過度に心配することもないと思う。
慎重になり過ぎて、変な歩き方になると、余計に目立つ。
自然に自然に、そして慎重に・・・。
写真は、気を取り直してナポリに出かけた時のスナップ。
ナポリのバス車内でも、スリを見かけたりしたが、想像していたより
安全だった。
皆さん、くれぐれもご注意を!
今回はホントのオトボケ報告になってしまった(>_<)
さつきのオトボケ(音ぼけ(-_^))日記②
2003年7月コモ湖の宮殿にて
「国境越えて」
イタリア留学中は、北部のミラノに住んでいた。ご存じのように、イタリアは南北に長く、ブーツのような形の国。
ミラノから鉄道を使えば、南へ5時間でローマ、東へ3時間でヴェネチア、西へ3時間でトリノ、
北へ2時間でスイス国境に行ける。(時間は当時のもの)
ある日友人と不意に、コモ湖に行こうということになり、ミラノ中央駅から列車に乗り込んだ。
ミラノからコモ湖へは約1時半の距離。
秋口だったので暑くも寒くもなく、湖を散策するには絶好の陽気。
コモ湖は、イタリアを始め、世界のセレブたちの別荘が建ち並ぶことでも有名だ。
湖面にきらめく陽の光を、目を細めつつ感じ、何をするともなく時間を費やし、
さあ、そろそろミラノに戻るか、と、駅に向かう。
やってきた列車に乗り込み、ホンワリした気分を反芻しながら車窓を
眺めていた。
あれ!?…なんだか山が迫ってくる感じ…。
も、もしかして、間違えて反対に乗った!?
コモ湖の次の停車駅は国境を越えたスイスの駅。
キャー、引き換えさないと!!
その時、友人の様子がおかしいことに気が付いた。
どうしたの!?
パスポートを家に置いてきた…。
エーーーーっ!!ということは、パスポート不携帯で越境!?
これはマズイ。
いくら気の優しいイタリアの車掌さんとはいえ、
やはりそこは任務だろうから、厳しく問い詰められるだろうし、
果たしてミラノに無事帰ることができるのか心配になってきた。
私たちのいるコンパートメントに車掌さんが来た。
まだ拙いイタリア語を使い、力いっぱいの笑顔を作って応対。
私:あの〜実は友人が、いつもは持っているパスポートを今日に限って
置いてきてしまって…。しかも、私たちコモからミラノに帰ろうとして、
反対列車に乗ってしまったの…。
車掌:それは困るねぇ。次の駅で降りてもらって、そこの鉄道警察で
話を聞くよ。
私:(鉄道警察!?なんかいやな感じ…)そうですか。
ただ、反対列車に乗ってしまっただけなので、どうかお優しく、ね。
車掌:とにかく次の駅で降りて下さい。
私たち:~_~;
果てさて、駅に着いた私たち、車掌さんに誘われて駅の
鉄道警察へ。
そこでいくつかの質問を受けることに。
ミラノ滞在の目的は?
コモ湖へは何しに来た?
どうしてパスポート不携帯?
私は無事にミラノに戻りたい一心で、笑顔を絶やさず、
頭の中にあるイタリア語の単語を必死にかき集めて話した。
そのうち同僚たちが集まり始め、もの珍しげに私たちを観察していたが、
段々と場の雰囲気が和んでくる気配。
心配したほどのことは無さそう…
…ああ、無事にミラノに戻れるわ!
帰りの列車には車掌さんの同僚たちが乗り込み、
ミラノへの帰途に着いたのであった。
皆さん、海外滞在時には、パスポートの携帯をお忘れなく。。。
さつきのオトボケ(音ボケ(-_^))日記①
「オナカガスイタ」
イタリアのミラノに留学中、イタリア語習得と若いイタリア人の友人を作るべく、ドゥオーモ広場近くにある、ドイツ語学校に入学した。初級クラスのメンバーは案の定、大学生が約20名ほど。先生は40代(?)のハイジ女史。
週1回のクラスに日本人は私一人だったため、おのずとクラスメイトの興味は私に向いていた。
ミラノ・ドゥオーモ広場にて(留学時代)